2024.02.13
東京2025デフリンピック大会エンブレムが決定!
2023.09.04
2025年11月 デフスポーツの祭典を彩る『象徴』
東京2025デフリンピックの「大会エンブレム」。
国内唯一の聴覚障害者のための国立大学である「筑波技術大学」の学生がデザインした最終候補3案から、9月3日、ついに決定いたしました!
都内中高生の投票にて決まったデザインは・・・
こちら!!
筑波技術大学 産業技術学部総合デザイン学科4年生「多田 伊吹(ただ・いぶき)」さんの作品です。
【手】
デフコミュティの代表的なシンボルである「手」を表現し、デフリンピックを通して競技と話題に「触れて」ほしい
【輪】
「触れた」ことで、互いの交流やコミュニティが「輪」のようにつながっていく
【花】
輪が広がった先に、新たな未来の「花」が咲いていく
【色】
世界中からたくさんの人々が集まる大会。デフリンピックロゴの4色で多様性を表現
「普段スポーツをしない私には、デフリンピックは少し遠い存在」だったという多田さん。今回、筑波技術大学の学生にデザイン制作のチャンスが生まれたことで、「自分が得意なデザインでデフリンピックに貢献したい」という思いが芽生えました。
「日本ならでは」「デフリンピックならでは」をどう表現していくかに加え、重きを置いたのは「子どもでも大人でも、また障害の有無にかかわらず、見やすい・わかりやすい・書きやすい」デザインにしていくこと。
そしてデフアスリートの日々の活動を見て、また、選手としてデフリンピック出場を目指す同級生もいる中で、デフリンピックに向けてつながりをもち進んでいく「輪」を感じることができ、デザインのメインテーマにそえることにしました。
日本の花「桜」もモチーフに、一筆書きで描かれた大会エンブレム。一本の線となり、つながり、輪を築く。
この大会エンブレムとともに、あと2年。東京を、日本を、そして世界を彩っていきます!
ろう学校の生徒も含む都内の中高生が参加したエンブレムデザイン投票グループワーク・発表イベントでは、まずはデフアスリートの中野 洸介選手(陸上競技・マラソン)・岩渕 亜依選手(サッカー)をゲストに迎え、デフリンピックへの熱意や期待を伝えるトークショーを実施。
そして、最終3案の制作者からのデザインに込めた想いのプレゼン。
それぞれの想いを受け、参加した中高生はデフリンピックへの自身の考えをまとめた上で、グループワークを経てどの1案に投票するかを決めました。
こうしてエンブレムは一つのデザインに決まりましたが、その過程では、多くの方々がデフリンピックについて想いを巡らせました。それはもしかしたら、目には見えない何かの壁をとっぱらうために「自分が何をできるか」を考える時間になったかもしれません。
このエンブレムが、みなさんにとっても何か動き出す一つのきっかけになれば・・・!
東京2025デフリンピック、2年後の開催に向けてともにつくっていきましょう!
【TOKYO FORWARD 2025 公式インスタグラム】
デフリンピック&世界陸上のアスリートとつながる一つのきっかけに!
https://www.instagram.com/tokyo_forward_2025_official/