2024.02.13
デフアスリートに届ける新しい応援スタイル『サインエール』
2024.12.17
“目”で伝わる応援のカタチ
一般的にスポーツの応援は声や聴覚=音に頼るものが多く、きこえない・きこえにくいアスリートの世界「デフスポーツ」では、観客がアスリートに応援を届ける手段は限定的でした。
実際に現役のデフアスリートからは、「声援は嬉しいが聞き取ることが難しい」「もしも応援を感じ取れたらもっと力になる」などの声が上がっています。
そこで開発したのが、この『サインエール』。
きこえる・きこえないにかかわらず、全ての人がデフアスリートに想いを届けることができるよう、目で世界を捉える人々の身体感覚と日本の手話をベースに創られました。
きこえない・きこえにくい人を中心にしたメンバーで、デフアスリートたちと共に開発。デフリンピック100周年という節目を機に、東京から世界へ新たな応援スタイルを届けていきます。
制作者
庄﨑 隆志(しょうざき・たかし)|演出家 | ||
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〈サインエール〉東京から世界に届ける、デフリンピックの応援の型。 |
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牧原 依里(まきはら・えり)|5005共同代表 | ||
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初めてこのお話をいただいた時に、視覚で世界を感じる人たちがどんな応援の風景を作っていくのか、とてもワクワクしたのを覚えています。 |
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西脇 将伍(にしわき・しょうご)|手話表現者 | ||
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視覚と触覚で世の中を捉える人々の感覚から生まれるサインエールは、聴者でも楽しめる、ろう者にフィットした、新たな応援形だと実感しています。 |
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山田 真樹(やまだ・まき)|デフ陸上選手 | ||
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現役選手の視点から、どんな応援が力になるのかを話し合いながら進めてきました。「行け!」や「日本 メダルを つかみ取れ!」など、魅力的な表現のサインエールになったと思います。 ※制作者一覧はページ下部へ |
基本要素
「サインエール」は、手話の拍手をベースにしています。「GO!(行け!)」「You can do it!(大丈夫 勝つ!)」「Grab the Medal!(日本 メダルを つかみ取れ!)」の3つの基本要素からなり、ここから今後バリエーションを広げていく予定です。
※誤記のお詫びと訂正※
③Grab the Medal!の動画内のテロップ内容に誤りがございました。
謹んでお詫び申し上げるとともに、以下の通り訂正させていただきます。
【誤】「朝日」のジェスチャー
【正】「朝日」の手話
GO!(行け!)
You can do it!(大丈夫 勝つ!)
Grab the Medal!(日本 メダルを つかみ取れ!)
応援は、みんなをひとつにする
100年に一度の夢の舞台を戦うデフアスリートへ、応援の気持ちをしっかりと届けられるように。
サインエールは今後、選手や各競技団体へのヒアリング、そして各競技大会での実演を通して、それぞれの競技に合わせた応援方法へブラッシュアップしていきます。
《制作者一覧》
庄崎 隆志|演出家
大橋 弘枝|演出家
西脇 将伍|手話表現者
牧原 依里|5005共同代表
和田 夏実|5005共同代表
管野 奈津美|5005スタッフ
KAZUKI | デフダンサー
那須 映里 | 手話エンターテイナー
森本 有加 | 株式会社プラスヴォイス
日本ろう者太鼓同好会
上田 和摩|NHKグローバルメディアサービス
深津 広孝|TBWA HAKUHODO
佐々木 駿|TBWA HAKUHODO
加藤 卓|TBWA HAKUHODO
平佐 彗|TBWA HAKUHODO
新井 勝也|TBWA HAKUHODO
CUDS(チア!アップ!デフスポーツ2025)
アスリート
山田 真樹|デフ陸上
佐藤 湊|デフ陸上
中田 美緒|デフバレーボール
長谷山 優美|デフバレーボール
林 滉大|デフサッカー
神初 兼司|元デフ陸上日本代表
発表の様子| 東京2025デフリンピック 1 Year To Go!